宮川和博
略歴 宮川和博(みやがわやすひろ)
1953年 大阪に生まれる
1975年 同志社大学卒業、卒業後約5年間 貿易会社勤務
1983年 イタリア料理店開店(大阪)、企画事務所設立
1988年 セイシェル共和国訪問
1993年 セイシェル共和国移住、現代美術制作・写真撮影を始める
2001年 9月11日のテロ以降アラブ諸国に住む人々を撮影
2003年 帰国
2004年 写真展「Now LSLAM」(伊丹市立工芸センター)
2005年 写真展・講演「プロのカメラマンから見たイスラムの世界」(西宮市甲東公民館)、写真展「ARABIAN LIGHT&SHADE」(ギャラリー都市生活工房/大阪)
2006年 写真展「TRACE IN SNOW」(Gallery・DOT/京都)
現在 大阪市在住
多くの人々は9.11以降アラブ及びイスラムは悪だというイメージをもっているが、一般市民は真摯に、そして隣人や貧民に対する優しさを持って毎日を生きていると宮川氏は考え、テロ以降、アラブに生きる人々を撮影し続けておられます。そんな人々の魅力あふれる日常の風景が写し撮られています。約80点の作品が会場に並びますので、この機会にアラブの“素顔”を再発見してください。
【作家からのメッセージ】
アメリカを中心に、西洋社会が蔑視してきたアラブの人々の真の姿を多くの方に見ていただき、アラブに対しての偏見が是正されればと願いながら、アラブに関しての写真展を重ねています。私の写真は、撮影者の私が主役ではなく、撮影された人々が主役です。ユダヤ人単独の国家を作ろうとしているイスラエルや、それをサポートするアメリカが正しいのかどうか、正義や不正義について考えて頂く足掛かりになれば幸いです。